2024年。今年のGWも最終日。皆さんはこのGW、どのようにお過ごしになりましたか?
2024年の連休は……
5月。2024年の連休は、3日(金)憲法記念日。4日(土)みどりの日。5日(日)こどもの日。6日(月)振替休日。と4日間でしたね。4日(土)の振替があれば5連休だったのになあ……と思っている人もいるかもしれません。
人によっては4月の27日(土)、28日(日)、29日(昭和の日)から休み始め、30日~今月2日までの中三日は有給休暇を取って、「10連休を絶賛満喫中!」という方もいるかもしれませんね。
たぶん負け惜しみではなく、あまりうらやましくはないのですけれど。
この後の連休ですが、
6月にはなく、
7月に13日(土)から15日(月)の3連休、
8月に10日(土)から12日(月)の3連休、ここはお盆休みもあるかもしれませんね。
9月には何と14日(土)から16日(月)、21日(土)から23日(月)と2回の3連休。
これで終わりかと思っていると、
10月には12日(土)から14日(月)が3連休、
11月にも2日(土)から4日(月)、
12月に連休はありませんが、仕事納めで年末年始はお休みになる人も多いでしょう。
年が改まって、2025年。気が早いような気もしなくもありませんが。
1月は年末から元日、三が日くらいまではお休みの人が多いと思います。これで終わりではなくて、13日(月)が成人の日になるので、11日(土)から3連休です。
2月は11日の建国記念の日が火曜日で、中一日空くのですが、10日にお休みを取れば4連休になります。また、23日(日)が天皇誕生日で、22日(土)から24日(月)までが休みになります。
3月に連休はありませんが、20日(木)が春分の日。翌21日をお休みにすると、23日までの連休が完成します。
こうしてみると、工夫と周囲への根回しが必要なところもありますが、ほぼ毎月、連休がありますね!
日本人、ちょっと休みすぎじゃないですか?
エコノミック・アニマルと呼ばれていたのは、確かに昔の話でしょうが。
まあ、日本国民が、カレンダー通りに全員休むというわけではないのですが。
だって土日祝日に休んでいるわけにいかない人だって大勢いますからね!
公私問わず、交通機関にお勤めの方。
病院や施設で休日対応にあたられている方。
いろいろなお店だって、かき入れ時の土日祝日に定休日を設けていないところの方が多いでしょう。
そういった方々に対しては、大変申し訳なく思います。
私は、勤め人ではありますが、土日祝日はきちんと休める職場環境なのですから。
そして、休日はしっかり休みます。残念なことに休日出勤に手当はつきませんし。
休日を満喫しよう!
休日なんて、おのおの(主に家庭などの)環境が許す限り、好きに過ごせばいいのです。
10連休をフルに使って友だちと海外旅行……いいですね!
4連休でふだんご無沙汰してしまっている実家に。お子さんに田舎での思い出を作ってあげる……おじいちゃんおばあちゃんも喜ぶと思いますよ!
テーマパークに行きたい、動物園や水族館に行きたい……。
お子さんは、きっと連休を心待ちにしているはずです。
連休中どこにも出かけることなく、引きこもっていたっていいじゃありませんか。誰にも迷惑をかけないのなら。昼過ぎに起きて、録りためた映画やアニメを一気見する、ゲームの世界に没入する、お腹がすいたら適当に食べ、眠くなったら寝る……すばらしい休日の過ごし方です!
たぶん、私にはできないと思いますが。
休日なんていらない?
まず、人混みが苦手なのです。もともと首都圏の生まれで、高校や大学に通うのに、電車や駅のラッシュも普通に経験しましたので、「耐えられない!」というほどではありません。必要があれば「仕方ないな」と思って我慢しますが、そういえば当時から、混雑を避けるために急行でなく各駅停車を選んだり、早い時間に家を出たりといったことはしていました。
人並みに車の運転もできますが、渋滞が苦手です。お盆やお正月など、高速道路上下線が○○キロの渋滞、などと聞くと、それだけで具合が悪くなります。
休日なんて、疲れるだけじゃないですか?
私にも配偶者があり、子どももいます。
せっかくのお休みなのに、どこにも出かけられないなんてつまらない。
子どもがかわいそう!
……ごもっともです。でもね。
乗車率200パーセントの新幹線で長時間+長距離移動を敢行したり、絶叫系アトラクション(これも私はダメなのです。)に乗るために2時間待ちの行列の最後尾に付いたり、高速道路のSAがどこも満車で入れず、といって、路肩で休憩するわけにも行かず……。
お父さんお母さんだってだんだん不機嫌になってきてしまうかもしれません。
疲れるのは子どもも同じですし、お父さんお母さんのしかめっ面を見れば、悲しくなってしまいます。
こんなはずじゃなかったのに……
こんな思いをするくらいなら、休日なんて……!
ネガティヴな想像ばかりですみません。
私だって休日があることはうれしいのです。
ただそれが、混雑や無理のあるスケジューリング、おまけにここぞとばかりに値をつり上げる交通費や宿泊費、各種チケット代などのおかげで、「楽しくない」休日になってしまったとしたら。
今日はまさに連休の最終日。たくさんのお土産と、きっと楽しい思い出を抱えて帰宅なさるでしょう。
でもそこで、きっと思い出してしまうのです。明日からは日常が帰ってくるのだということを。その瞬間、あなたは絶望に襲われ、忘れていた、あるいは考えないようにしていた疲労感はMAXです。
今まさにそういう精神状態の方がいるかもしれません。すみません。
でも、やっぱり、イヤだなあ。
なぜ、わざわざ連休に?
個人的な事情で申し訳ありませんが、我が家の場合、子どもも大きくなり、以前ほど手がかからなくなりました。最近は、連休だから「どこかに連れてって」などとは言い出しません。もしかしたらてんであてにならない親を見放してしまったのかもしれません。だとしたらちょっと悲しいですが、正直なところ助かります。
飛行機や電車、車で。連休に、どこか遠くへ出かけようなどと、私も家族も、最近は思いません。
考えてみれば、海外でも国内でも、旅行に行きたければ、わざわざ連休でなくても、有給休暇を取れば良いのです。ありがたいことに、私の勤め先は、よほどのことがない限り有給休暇取得の権利が保障されているホワイトな環境です。「子どもの学校が」と思われるかもしれませんが、両親が納得し、子どもが同意してさえいれば、平日三日四日の休みくらいどうということはありません。(比較的安いですし。)「家族でUSJに行くので休みます」と「連絡帳」に書いて寄越すご家庭も、最近は一定数いるように聞いています。欧米のように1ヶ月のバカンスをリゾートで、などというのは無理があるかもしれませんが、そもそもそんな休暇がほんとうに欲しいですか?
混雑がイヤだから出かけたくない。
引きこもってテレビやゲーム……もかえって疲れそう。
では、せっかくの連休をどのように過ごしましょうか?
連休の朝
我が家の「連休の過ごし方」を紹介します。
紹介するだけです。おススメしたり、ましてや強制したりなどは決していたしません。前にも言ったとおり、休日なんて、各自が好きに過ごせばいいのです。乗車率200パーセントの新幹線移動が苦にならない方、ゲーム三昧の数日間をお望みの方は、ご自由に。
ただ、私たちには無理だな、と思うだけです。
朝は、普通に起きていました。
3時4時とは言いませんが、ふだんからけっこう早い時間に起きています。
年齢のせい、とは言いたくありませんが、最近は休みの日でも普通に目が覚めます。寝る時間も、図書館への返却期限が迫っていて、どうしても読み切りたい本の途中であるとか、特別な事情のない限り大体同じ時刻なので、寝不足も滅多にありません。配偶者や子どもは起きてきませんが、そっとしておきました。別に用事があったわけではないので、無理に起こすようなことはしません。
朝食を整えました。
冷蔵庫に、昨夜のうちに卵液に浸けておいたバゲットがありました。フライパンを温め、バターを敷いてフレンチトーストに。日によっては、パンケーキの生地を用意しておくこともあります。ホットケーキミックスが楽なのはわかっていますが、あの風味が苦手、という者がいるので、薄力粉とベーキングパウダー、卵と牛乳で。ベーキングパウダーを入れなければクレープの生地になります。普通に食パンが良ければ、冷凍庫から出して、オーブントースターで温めます。昨日作ったコールスローもあります。近所のスーパーで昨日買ったミニトマトはマリネにしておきました。
和食もいいですね。
ご飯は無水鍋で炊いています。内側がフッ素加工なので、くっつきません。炊飯器もありますが、こちらはほぼ甘酒を仕込むのに使っています。最近のガスレンジは賢いので、始めは強火にしていても、鍋底の温度を感知して自動的に弱火になり、ちょうどいい炊き加減で勝手に消火してくれます。お味噌汁は前日の残りが鍋ごと冷蔵庫に入っています。火にかけて、気分によって卵を落としたりします。
キッチンでごそごそやっていると、配偶者が起きてきました。うるさくしてすみません。
二人であさごはん。子どもはまだ起きないようなので、ラップをかけておきました。
ふつう、ですよね?
我が家の休日は、特別なことはなにもない、平常運転です。
ただ、外に仕事に出るわけではないので、時間はたっぷりあります。ふだんよりは手間暇をかけて、ひとつひとつの作業はていねいに。あさごはんの時間にもよりますが、ここでしっかり食べておけば、午後3時のおやつの時間まではお腹が保つので、おひるの心配はしません。
家にコーヒーメーカーはないので、ハンドドリップでコーヒーを淹れます。
世の中にはブラックを尊ぶ人もいるようですが、私はコーヒーには砂糖と牛乳を入れる派です。コーヒーカップ一杯に、3グラムのスティックシュガー、少しの牛乳が入ります。スティックシュガーが残り少なくなってきました。
夫婦二人でコーヒーを飲んでいると、
「お腹すいた」と言って、子どもが起きてきました。
連休の昼
あさごはんまでの我が家の光景を紹介しましたが、改めて自分でも思います。
……なんだこりゃ?
先ほどもいったとおり、我が家は、休日だからといって特別なことはなにもありません。
ただ、いつもと同じ時間の流れを、その外側から違った眼差しで眺める「ゆとり」のようなものは大切にしたいと思っています。
手間暇をかけるといえば、ふだんは手を抜いている部屋の掃除をするのはどうでしょう。
「休日まで家事に追われるのはイヤ」と思う人は、きっと毎日せっせと家事に勤しんでいるのでしょう。我が家は、平日の家事は必要最低限。サボれるところは最大限サボってしまいます。子どもも小さくはありませんし、配偶者もあちこちモノを散らかす人ではないので、目に付く汚れだけその都度始末しておけば、たかだか一週間くらいの手抜きで、家はそんなに汚れません。
フローリングやタイルにはダスターを、和室には掃除機をかけます。ガスレンジは使用後に熱めのお湯で絞ったふきんで拭いています。浴室や洗面台も入浴のついでに洗ってしまうので、特別何かしなければならないこともありません。トイレは流せるクリーナーで拭いています。これも実は休日だからしていることではないので、マンションの2LDK一室の掃除にそう時間はかかりません。家族の協力があれば30分くらいでしょうか。
手間はかからないけど時間だけはかかる作業を一つ。洗濯機の洗濯槽クリーニングです。我が家は洗濯はふだん夜のうちにしてしまうので、日中は洗濯機が空いています。洗剤を入れ、最大水量にセットしたら一回し。あとは数時間放置してから洗濯機を回します。放置の時間、洗濯機が回っている時間はフリータイムです。手を洗って、テレビをつけるも良し、読みかけのマンガを開くも良し。子どもはスマートフォンでYouTubeを見ています。
おやつ用にお菓子の用意をするのもいいですね。我が家には耐熱ガラス製のパウンドケーキ型があるのですが、おやつ作りにいろいろ活躍します。近頃気温が上がってきましたので、レアチーズケーキ……は、クリームチーズを買ってこなければいけません。牛乳と卵と上白糖はあるので、プリンならできそうです。
お菓子作りの作業工程は、分量を正確に測ったり、手順を確認しなければならなかったりするので、料理本や動画で紹介されているよりは余計に時間がかかります。片付けや洗い物の時間も考えれば、けっこう有意義に時間を使えるので、私的にはおススメです。上手にできた時は達成感がありますし。
時々、配偶者や子どもが「何ができるんだろう?」とキッチンを覗きに来ます。
おやつの時間をお楽しみにね。
連休の夜
わざわざレジャーを楽しむのに限界以上の体力を傾けるのがイヤなだけで、家に引きこもっていなければならないわけではありません。必要なものがあれば、例えば近所のスーパーに買い物に行っても良いですし、暖かくなって、公園にはいろいろな花が咲き始めています。車で近くの山に行けば、満開のヤマザクラを楽しむことができますし、辛夷の白い花、カタクリの淡い紫色の花も咲いています。少し遠くなりますが、この時期、ミズバショウが咲いているはずの場所もいくつか知っています。
子どもには退屈かもしれないと思っていると、「車を停めて!」と叫び、群生しているカタクリの花をスマートフォンで写真に撮っていました。夜に友だちに送るのだそうです。
休日終わりの夜。明日からは平常運転です。
特別何事もない、我が家の連休は、今年もこんな感じで過ぎていきました。
まとめ
今年のGWも終わり、明日から日常が帰ってきます。スマートフォンで見るニュースでも、「連休疲れ」だの「Uターンラッシュ」だのといった見出しが並びます。
「混雑で疲れるのはわかっているのに、何でわざわざ」
連休終わりには決まってそう思うはずなのに、なぜか毎年、連休に過密なスケジュールを詰め込んでしまう……。私も、以前はそうでした。
家族の理解も大きいのでしょうが、今は違います。
休日だからといって、我が家に特別なことは何もありません。朝寝をするわけでもなく、ただ、いつもと同じはずの時間の流れを、いつもとは少し違った眼差しで、ゆとりを持って眺める。
そんな時間の使い方は、少なくとも私たちにとって「時間の無駄」ではありません。
厳密に言えば多少のフィクションは混入していますが、今の我が家の連休の光景を紹介しました。
紹介しただけです。おススメしたり、ましてや強制したりなどは決してしておりません。もっと言えば、我が家にとってこれがベストだと思っているわけでもありません。繰り返しますが、休日なんて、各自が好きに過ごせばいいのです。世の中にはこんな家もあるんだなと、その程度にお考えください。
皆さんはどのような連休をお過ごしになりましたか?
失敗した……と後悔されている人も、どうぞご安心ください。
5月を乗り切り、6月を我慢すれば、また連休が巡ってきます。
さて、次の連休は、どう過ごしましょうか?
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