4月20日(土)18:30。『土曜スペシャル』が今夜紹介するのは、群馬県の自販機グルメの数々。上州名物のいろいろが自動販売機で! 便利な世の中になりました。番組で群馬県を旅する「女優チーム」のお一人が、その昔、フジテレビの名作ドラマ『白線流し』で主人公の女子高生を演じた酒井美紀さんです。酒井さんは、去年3月、大学院の修了をInstagramで報告していました。そこで、酒井さんの通っていらした大学院、研究テーマや修士論文題目などについて調べてみました。
番組概要
基本情報
- 番組タイトル:土曜スペシャル(どようスペシャル)
- ジャンル:特別番組/旅番組
- 制作:テレビ東京
- 放送期間:1986年4月19日 –
放送情報
- 放送日時:4月20日(土)18:30 – 19:54
- 放送局:テレビ東京1
酒井美紀さんのプロフィール
酒井 美紀(さかい みき)
基本情報
- 生年月日:1978年2月21日(46歳)
- 出生地:日本・静岡県静岡市葵区
- 職業:女優・社会学者・会社役員
- 活動期間:1991年 –
- 配偶者:既婚(氏名など非公開)
- 所属事務所:mua production
トーチ・リンク(業務提携) - 公式サイト:事務所プロフィール
略歴
- 1995年(17歳) 岩井俊二監督の映画『Love Letter』で女優デビュー
- 1996年(18歳) 1月スタートのフジテレビ系連続ドラマ『白線流し』でヒロイン・七倉園子役を演じ、清純派女優として一躍注目を集め、第8回ザテレビジョンドラマアカデミー賞新人俳優賞を受賞
- 1996年(18歳) 常葉学園高等学校(現常葉大学附属高等学校)卒業
- 1996年(18歳) 4月、亜細亜大学経営学部入学
- 2000年(22歳) 3月、亜細亜大学経営学部卒業
酒井さんは静岡県静岡市葵区出身。公立小中から私立女子校である常葉学園高等学校(とこはがくえんこうとうがっこう・当時)に進んでいます。偏差値46~43、静岡県内では123校中76位、全国では4315校中2529位と、必ずしも上位校ではありませんが、酒井さんはそこから、一芸入試で亜細亜大学経営学部(偏差値35.0~42.5)に進学しました。
女優としての活動がありながら高校から大学へと現役合格を果たし、最短4年で卒業しているあたり、尋常ならざる努力があったものと思わなければなりません。
- 2004年(26歳) 兼ねてからの希望であった、米国・ニューヨークにて約1年半の長期留学を経験。留学中に参加したボランティア活動をきっかけに、福祉活動にも関心を持つ
- 2007年(29歳)~ 途上国の子供たちを支援する国際NGO・特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパンの親善大使を務めている
- 2008年(30歳) 10月19日に4歳年上の大学病院勤務の医師と結婚
- 2010年(32歳) 3月18日に長男を出産
- 2019年(41歳) 女優業の傍ら、東京都内にある私立大学院へ進学
- 2020年(42歳) 不二家のペコちゃん70周年アンバサダーを務めたことがきっかけとなり、2021年3月24日付で同社の社外取締役に就任
- 2023年(45歳) 3月、東洋英和女学院大学大学院の国際協力研究科修士課程を修了
酒井美紀さんが通っていた大学院。研究テーマは? 修士論文の題目は?
酒井さんは、2019年に東京都内にある私立大学院に進学しています。2008年に結婚され、翌々年に授かったご長男は小学生。ご主人の理解・協力はもちろんあったでしょうが、女優業に主婦業、母親業に加えて学業を掛け持つことになるのは大変であったと思います。入学当初具体的な大学院名は伏せられていましたが、修了の発表に際し、「東洋英和女学院大学大学院・国際協力研究科修士課程」であったことが明らかになりました。大学院に「長期履修制度」が設けられていることが、酒井さんにとっては良かったと思います。
さて、酒井美紀さんは、大学院でどんなテーマについて研究されたのでしょうか。
これについては、東洋英和女学院大学大学院のホームページに、「修了生の声」が掲載されていましたので紹介します。「匿名」とはなっているのですが、科・専攻名、修了年月、文面から、酒井さんの「声」である確率はかなり高いと思われます。
匿名(国際協力研究科 2023年3月修了生)
長年続けている国際NGOの仕事で開発途上国へ行くたびに、社会課題が解決されて行かない現実を目の当たりにし、生業としている役者として応用演劇を活かした形で社会課題にアプローチできないかと考え、具体的に掘り下げたいと思ったからです。
朝早起きして2時間ほど研究時間、その後家事、日中は仕事をして、夜8時から10時半まで研究、12時就寝が基本のルーティンです。 授業があるときには、夜授業を受けているので、夜は研究はしておりません。 長期履修であったため、後半の2年間は大学院の方にはほとんどいっておりませんでした。 コロナ禍でもあるため、論文指導は月に1回90分程度オンラインで行っておりました。 そのほかは、基本ルーティンに加え、移動中や隙間時間を利用して、できる限り空いている時間は修論の研究や執筆活動、週末も研究時間に費やすことも多くありました。
研究内容は、日本の公共劇場の社会的包摂の役割に着目しました。孤立・孤独の問題、引きこもり、いじめなどの社会的排除の社会課題の解決に向けた取組として、イギリスや欧米諸国でも活用されている応用演劇を活用した社会的包摂活動を日本でも推進できるよう、推進されない要因を明らかにし、その上でどのようにしたら日本の公共劇場の役割として応用演劇を活用した社会的包摂活動を実現できるかを研究しました。 選んだ理由は、研究により、少しでも社会課題の解決が進むために貢献できたならばと思ったからです。
本大学院は夜に授業があり、長期履修制度など、社会人でも学びやすい環境であったため良かったと思います。少人数でしたので、授業は発表に回数が多く大変でしたが、その分深く学べたと思います。大学院でのさまざまな学びは、社会でも応用できるものが多いと感じています。 研究は苦しくも楽しいものであり、すべての経験は一生の宝物になりあなたを支えるものになるはずです。ぜひ学び終えた後の新しい景色を見てください。
引用元:https://www.toyoeiwa.ac.jp/daigakuin/nyushi/koe/koe_s.html#022
そして、同じくホームページに「修士論文題目」が掲載されていました。
2023年3月修了生
引用元:https://www.toyoeiwa.ac.jp/daigakuin/kenkyuuka/ronbundaimoku/s_daimoku.html#2303
修士論文題目 指導教員 応用演劇を活用した社会的包摂における公共劇場の役割
-イギリスの経験を踏まえた日本への適応策の検討-桜井愛子 イクボス概念の構造分析
-現代日本のワークライフバランス-平体由美 1920年代アメリカにおけるフラッパーの服装規定
-ジェンダー、自由、メディア-平体由美
先の「声」が酒井さんのもので間違いなければ、
「応用演劇を活用した社会的包摂における公共劇場の役割ーイギリスの経験を踏まえた日本への適応策の検討」
これが酒井さんの修士論文題目でしょう。
まとめ
4月20日(土)18:30。『土曜スペシャル』に女優酒井美紀さんが出演、群馬県の自販機グルメを食べ歩きます。酒井美紀さんと言えば、去年3月、大学院修士課程の修了をInstagramで発表されていました。酒井さんが在学したのは、東洋英和女学院大学大学院・国際協力研究科修士課程です。4年間の研究生活は、酒井さんにどんな成果をもたらしたのか、酒井さんはどのような題目で修士論文を執筆されたのか、気になって調べました。
もちろん女優であり、ご主人にとっては妻。現在14歳、中学生になっているはずのお子さんにとっては母親です。途上国の子供たちを支援する国際NGOの親善大使を務め、株式会社不二家の社外取締役にも就任しました。さらに修士位も得て、酒井さんの活動域はますます広がりを見せています。今後も目を離せません。
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