5月26日(日)『アンチヒーロー』第7話が放送されました。第6話で政治家との癒着が明らかになり、瀬古判事は裁く側から裁かれる側に。もう少しジタバタと粘って見苦しく足掻くのかなと思っていましたが、意外にあっさりとしたスピーディな退場。ついでに松永理人の傷害事件の再審に無罪判決、沢原麻希の個人情報流出事件の控訴審でも無罪判決が下りました。展開の早さに、詰め込みすぎでは? と思いましたが、やはり明墨が最後に目指すのは、志水裕策の死刑判決が冤罪であることを立証し、再審無罪を勝ち取ること。これまでの事件は、言わば序章のようなものだったのかもしれません。
これまでのあらすじ
第1話 ー接点ー 4月14日日放送
町工場社長殺害事件。容疑者として工員の緋山啓太(岩田剛典)が逮捕される。検察が提出した証拠は緋山の犯行を裏付けるが、緋山の弁護を担当する明墨は、一つ一つ証拠の不備を暴いていく。その手法は赤嶺の目に「正義」とは映らなかった……。
第2話 ー拒絶ー 4月21日日放送
町工場社長殺害事件。凶器の発見は、緋山の犯行を裏付ける決定的な証拠となるはずだった。しかし明墨は、これにも疑義を唱える。第1回公判で検察側から示されたDNA検査による証拠が、検察と法医学者の結託によって捏造されたものであることを暴き、第1審で被告人無罪が確定するが……。
第3話 ー過去ー 4月28日放送
明墨は、東京都品川区で起こった暴行傷害事件について、被告人の弁護を担当する。被告人富田正一郎(田島亮)の父親は、衆議院議員富田誠司(山崎銀之丞)、次期法務大臣有力候補であった。担当検事は緑川(木村佳乃)。また、富田正一郎は、弁護士赤嶺がかつて担当した暴行傷害事件の真の加害者であった……。
第4話 ー冤罪ー 5月5日放送
千葉県で連続不同意性交事件が発生、3件目の被害者の目撃証言から、来栖令二(渡邊圭祐)が逮捕。当初弁護を担当することになっていた弁護士宇野雅人(和田聰宏)から、明墨はその依頼を脅し取る。12年前、同じ千葉県で起こった殺人事件の犯人として有罪判決を受け、東京拘置所に収監中の志水裕策(緒形直人)を明墨が訪ねていたことから、赤嶺は明墨の行動に明確な狙いがあると確信する。現在不同意性交事件で捜査指揮を執るのは、平成24年当時、捜査一課刑事として志水の事件の捜査に当たった倉田功(藤木直人)。そして倉田は、紫ノ宮の父親だった。
第5話 ー因縁ー 5月12日放送
連続不同意性交事件の捜査に当たった千葉県警、当初弁護を担当し、一人目、二人目の事件について犯行を認める供述を引き出していた宇野弁護士、容疑者来栖逮捕のきっかけとなった唯一の目撃証言を行った三人目の被害者仙道絵里。三者の間につながりがあることを見抜いた明墨は、そのつながりを崩し、目撃証言が実は警察主導の偽証であることを裁判で明らかにしようとする。「会って話したい」と父倉田に呼ばれた紫ノ宮は、この事件、そして12年前の志水の事件に警察の不正がなかったかと問いただすが、父は「あり得ない」と答える。
第6話 ー不正ー 5月19日放送
明墨は週刊大洋元副編集長沢原麻希(珠城りょう)を被告とする個人情報流出事件控訴審の弁護を請け負う。彼女はかつて法務副大臣加崎達也(相島一之)のスキャンダルを追っていた。明墨は、以前は彼女の上司であり、部下となり、事件後は副編集長に返り咲いた上田其一(河内大和)を疑う。明墨は上田のバッグにGPS発信器を忍ばせ、赤嶺に尾行させるが、それらの適切さを欠く調査方法が裁判で問題視され、手に入れた証拠は不採用となる。しかし、明墨のねらいはまさにその証拠が採用されるか否かにあった。証拠が不採用になったことで、裁判長瀬古成美(神野三鈴)への明墨の疑惑が、確信に変わる。
第7話 ー追及ー 5月26日放送
沢原麻希(珠城りょう)を被告とする個人情報流出事件を巡り、明墨は裁判長瀬古成美(神野三鈴)の法務副大臣加崎達也(相島一之)との癒着を確信、「報いを受けさせる」と、弾劾裁判に向けて動き始める。明墨弁護士事務所は、スタッフ総出で加崎達也の政治資金パーティに潜り込む。白木凜(大島優子)はペンダントにカメラを仕込み、パーティに乱入した富田誠司(山崎銀之丞)と瀬古を、ボイスレコーダーを仕掛けた別室に案内するのは、ホテルマンを装った青山憲司(林泰文)だった。瀬古と富田の癒着の証拠を手に入れた明墨は、富田の秘書小杉和昭(渡辺邦斗)に、贈賄についての証言をさせようとする……。
因みに第7話、加崎達也副法務大臣のパーティで歌を披露していたソプラノ歌手は、秋本悠希さんです。
第8話 6月2日放送予定
「あなたを無罪にして差し上げます」
志水(緒形直人)の冤罪を晴らそうとする明墨(長谷川博己)たちの前に伊達原(野村萬斎)が立ちはだかる!
引用元:https://www.tbs.co.jp/antihero_tbs/story/
『アンチヒーロー』第8話 決選の相手は伊達原検事正?
『アンチヒーロー』第8話。ついに、死刑囚志水裕策の再審に向けて、ドラマが動き始めます。最後(?)の敵役は、怪しすぎる検事正伊達原泰輔(野村萬斎)になりそうです。伊達原が「糸井一家殺人事件」の担当検事であったことは、第6話で紫ノ宮飛鳥の司法修習同期の検事森尾(沢村玲)の口から明かされています。その裁判で、伊達原が決して表沙汰にできない「何か」を行ったことは、第7話で瀬古成美が口にしていました。紫ノ宮の父で、当時千葉県警捜査一課の刑事だった倉田功(藤木直人)が隠蔽した何か。謎の鍵を握っていると思われる「エゴシ」。謎が、いよいよ解かれようとしています。
「紗耶」の謎……少し解明
最初は、下の名前しかわかりませんでした。
明墨との距離の近さに、親子なのかな? と思いましたが、はっきりしませんでしたね。
次に登場した時は、児童養護施設に「帰宅」した様子が描かれ、明墨との親子関係は否定されました。
第6話で「牧野沙耶」というフルネーム、17歳という年齢が判明しました。
第7話で、ついに、「牧野沙耶」が志水裕策の娘であることが確定しました。
が、明墨との関係、桃瀬礼子との関係は未だ明らかになっていません。「志水」の姓が「牧野」と変わっていることも。
「桃瀬礼子」の謎……未解明
第7話には登場しませんでした。次回に期待。
「エゴシ」とは何者か?……未解明
第6話の冒頭部分で、緋山啓太の口から「エゴシ」の名前が語られました。
終盤で緋山は、「エゴシ」の所在をつかんだと連絡してきます。
番組サイトの相関図で役名が書かれていないのは、迫田孝也さんだけですが、彼が「エゴシ」なのでしょうか。そして、「エゴシ」の存在が、12年前の事件にどのように関わってくるのでしょうか。
まとめ
5月26日(日)『アンチヒーロー』第7話で、明墨は瀬古判事の不正を暴き、松永、沢原両被告の無罪を勝ち取りました。残る案件は、死刑囚志水裕策の事件と、検事正伊達原との直接対決。ドラマも終盤にさしかかりました。最後まで、しっかり見届けましょう!
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